秋の赤い紅榨槭楓（台湾カエデ）、夏夜の星空、夕方の雲海、林道を歩き回る山羌（キョン）、帝雉（ミカドキジ）と台中で唯一親しまれている千年の神木紅檜（タイワンベニヒノキ）、これらは大雪山国家森林遊楽区の最も魅力的な印象です。
1958年に開業されたかつての大雪山林場は、東勢と豐原に繁栄をもたらしました。東勢から車で1時間の距離にあるこの山城は、今は森林遊楽区となって、引き続き中部の人々に自然の恩恵を与えています。海抜2000メートルを超えるこの地は、気候も涼しく、小神木歩道と木馬道の近辺だけに残された原始的な扁柏（ヒノキ）の巨木林は遊楽区の最も美しい景色の一つです。そして遊楽区の一番奥にある高さ50メートル、樹齢1400年を超えた大神木は昔台湾第11番目の大巨木です。
更に野生動物も大雪山最大の宝物であり、深夜には山羌（キョン）、長鬃山羊（タイワンカモシカ）と白面鼯鼠（カオジロムササビ）たちが活動し、日中には帝雉（ミカドキジ）、藍腹鷴（サンケイ）と冠羽畫眉（カンムリチメドリ）などの山鳥たちが楽しくて飛び回っています。森の中を散策しながら森林浴が楽しめるだけでなく、これらの小さなスターたちにひょっこり出会えるかもしれません。